味方の足を引っ張る人々

業種を問わず、同じ会社や部署などのメンバーの業績を損ねようとする言動を取る人がいるのではないでしょうか。

というよりも自分自身が、かつて上司に「人の言うことの否定から入るのはやめないか」と叱られたこともありますし、いつでも自分が身内の業績を損ねる動きをしてしまうかもしれない、と思っていたほうがよいのかもしれません。

 

生産性向上が求められている中で、このような行動は生産性を下げるどころか、マイナスにしてしまう(工数をかけて損失を与える)ことにもなりかねません。

同じ会社で同じ目的のために働いているのになぜ、と思わないでもありませんが、理由はいくつか心当たりがあります。

 

【社内のライバル関係や、派閥などの社内政治】

コミックスの『課長 島耕作』の世界ほどドロドロしたものではないかもしれませんが、社内のライバル関係や派閥争いが、相手を貶めたり排除したりする方向に動く、というのは現実にもあるのでしょう。

ライバル関係は、お互いを高める競争に転化すれば、個人個人の向上心や、チームや会社全体の生産性向上につながるので、一概に悪いものではないのですが。

 

【過去の成功体験や、自分の仕事への「こだわり」】

過去に大成功した方法があり、それ以外の方法は認められない、という人。

自分の仕事にこだわりがあり、それを否定するやり方は受け入れられない、という人。

成功体験やこだわり自体はむしろ尊重すべきものですが、それが意固地になりすぎると、自分がやってきた方法以外は「絶対に失敗する」、いや「失敗しなければならない」という考えに陥りますし、実際に失敗させようとするのかもしれません。

これは自分自身にも当てはまるのですが、ほかのやり方、考え方も受け入れる柔軟性や素直さを持つようにしないといけないでしょう。

 

【主導権、責任感】

責任者や上司の立場だと、メンバーや部下の提案・作業をチェックし、結果責任を負うことが仕事になってきます。

このときに失敗したくない、という気持ちが強すぎると、リスクを取れずに部下の提案・作業を否定することもあるのではないでしょうか。

 

本人に足を引っ張る意識はなくとも、結果として業績を損ねてしまうこともあるでしょう。

繰り返しですが、身内の足を引っ張ることは、自分自身もそうですし、誰もが起こしうることだと考えておくべきだと思います。