独立診断士と企業内診断士

今日は診断士協会の東京城西支部のイベントとして、独立を志向する診断士向けのセミナーを開催しました。

 

中小企業診断士は大きく分けて、自らコンサルタント事務所を開業・経営している「独立診断士」と、企業などで働く「企業内診断士」がいます。

(私自身は開業しているものの、企業勤めが本業であり、こちらが副業(申告により承認されています)なので企業内診断士の立場です。)

企業内診断士の中にも、将来の独立を志向する人が多く、今回開催したイベントはそういう診断士をターゲットにしています。

 

今回のイベントを通して感じたのは、独立を志向する人が独立をためらう理由は2つしかないのではないか、ということです。

 

1つはぶっちゃけお金。言い換えれば「稼げない」「生計を立てられない」というリスクを取れないということなのですが、こちらはテクニカルに解決できるのではないかと思っています。

今回のイベントでは事業計画書を作ってもらったのですが、SWOT分析や4P分析などでビジネスモデルを構築し、利益を出すのに必要な売上規模を見積り、妥当な客単価と顧客数をはじき出して具体化できます。

あとはその数字を実現するための方法を考えて、実行すればよいだけです(「だけ」といっても、超困難なのはわかっていますが)。

 

2つ目の理由のほうが重要だと思っています。それは、「独立する理由が曖昧」ということ。

診断士としての活動や、それより以前によく参加していた勉強会・読書会の活動の中では、企業勤めが間違いで独立が正しい、のような風潮(空気と呼んでもよいかもしれません)がありましたが、こういう風潮に乗ってしまうと大抵失敗していると思います。

というのも、独立する理由が自分の外にあり、簡単にぶれてしまうから。

 

企業に経営理念があり、経営理念がしっかりしている企業は強いのですが、それは独立を目指す人々も同じです。

自分自身の理念が明確になっており、実現したい夢や解決したい問題が描けている人が、独立したあとも強いです。

誰であれ、独立した直後は信用も少なく、売上も伸びずに苦境に陥る時期があるでしょうが、理念が明確であればそんな時期でも「ぶれない」というのが、強くなれるのだろうと感じています。